「ちょっと」がついたら基本的に拒否されている
Q1
関係がそれほど深くない人から、無理な依頼をされて断りたい。
どのように返す?
①「今、忙しいのでごめんなさい」
②「いえ、うれしいですけどちょっと。もっと合っている方を探しましょうか」
③「けったいな人やなぁ」
関係がそれほど深くない人から、無理な依頼をされて断りたい。
どのように返す?
①「今、忙しいのでごめんなさい」
②「いえ、うれしいですけどちょっと。もっと合っている方を探しましょうか」
③「けったいな人やなぁ」
中野(代々東京在住)だったらこう返しそう……
「待たせている人がたくさんいるから、ごめんなさい」
おすすめの返し方
②「いえ、うれしいですけどちょっと。もっと合っている方を探しましょうか」
②「いえ、うれしいですけどちょっと。もっと合っている方を探しましょうか」
京都市に代々お住まいの女性に聞きました
京都式の回答例
「いや、うれしおすけど、うちにはちょっと。もっと上手にしはる方、探しまひょか?」
「いや、うれしおすけど、うちにはちょっと。もっと上手にしはる方、探しまひょか?」
京都市在住の80代女性に聞きました
京都式の回答例2
「ちょっと考えさせてもろうて、かましまへんか。ちょうど今さっき、恩義のあるお人からお願いごとをされてしもてな。今、それで頭がいっぱいで考えられへん。お時間いただきたいんやわ。すんまへんなぁ」
「ちょっと考えさせてもろうて、かましまへんか。ちょうど今さっき、恩義のあるお人からお願いごとをされてしもてな。今、それで頭がいっぱいで考えられへん。お時間いただきたいんやわ。すんまへんなぁ」
京都式では「ちょっと」で濁した場合は基本、拒否を意味する。さらに、自分より適任者がいることを伝えて、相手からの依頼に応えるつもりがないことを伝える。イケズ度をより高くする場合には、「京都式の回答例2」のように、相手が自分にとって「恩義を感じるレベルの人ではない」ということも暗に遠回しに伝えられる言い方で。
「京都式の回答例2」は、言っていること自体は中野の回答とほとんど同じだが、言い回しに「考えさせて」が入っていて、相手に希望を持たせつつ、お時間をいただくというソフトランディングに持っていっているのがポイント。
「けったいな」は最大限の拒絶アピール
Q そこであきらめずにさらに踏み込まれたら?
京都式の回答例
「いや、かなんわぁ。けったいな人やなぁ。堪忍しとくれやす」
「いや、かなんわぁ。けったいな人やなぁ。堪忍しとくれやす」
これは怒り・拒絶の最大限のアピール。「けったいな」は本来、「ちょっと変わった」くらいの意味ではあるが、ここでは「察しが悪い=頭が悪い、失礼な人」くらいの最大級の侮蔑。ここで引かないと出禁レベル。
Q 依頼内容があまりにも理不尽な場合は?
「よう言わんわ」と一言だけ言って、無視するケースもある。