「しばらく休ませてもらいます」はやめたいという意味

Q 理不尽な文句を言ってこられたときには?

京都式の回答例
「いやぁ、おもろいこと言わはるわぁ。けったいなひとやなぁ。なるほどそうどすか、そらえらいすんまへん。私ら不調法ぶちょうほうですさかいによう分かりまへんけど、ええ勉強させてもらいました」

「おもしろい」と言ったあとに「でも私ら不調法でそんな高度なことは分からへんのですわ」といった言い回しで、ちょっと謙遜している風を装ってさらに突き放すことで、怒りがエレガントに表現されている。

無表情で静かに「けったいなことを言わはるな」というときには、相当怒っているので、言われたほうはそれを受け止めなければならない。

「お断り」の類似例
Q 寄付・慈善活動・入るつもりのない宗教に勧誘されて困っているときは?

京都式の回答例
「考えときます」
「3代前がそれで家をつぶしかけてまして」
「うちにはもったいないお話で」

Q 習い事をやめたい、サークルを脱退したいときは?

京都式の回答例
「しばらく休ませてもらいます」

京都人にこれを言われたら、「いつまでですか?」「いつから来られますか?」などと聞いてはいけない。

パシリ扱いされたらどう答えればいいか

Q「これ買ってきて」「これやっといて」「これ送って」とパシリ扱いされそうにな
ったら?

京都式の回答例
「おねだり上手やなあ、○○かと思たわ」(※○○のところはお姫様、お嬢様イメ
ージの具体名を入れる。例:パリス・ヒルトンなど)
「そんな体、ふたつもみっつもあらへんわ」
「この仕事(現在進行中の分)がお留守になりますわ」
「かえって遅なりますえ」
「今からでしたら明日になりますえ」

Q 教えてあげる筋合いのない人から、「この情報をくれ」と要求されたら?

京都式の回答例
「そんなややこしこと、よう知りませんわ」
「聞いたこと、あらしませんなぁ」
Q4
忙しいのに、訪問客が長居して帰ってくれない。どう伝える?

①「このあと、用事があるんですよ」
②「さ、長いこと付き合わせちゃってすみません。お忙しいのにありがとう」
③「あんた、今日はぶぶ漬け狙ってはるんか?」

編集者Cさん(長野県出身)だったらこう言いそう……
「次があるので、そろそろ……」

おすすめの伝え方
②「さ、長いこと付き合わせちゃってすみません。お忙しいのにありがとう」