富士通ではグループの全社員約12万人が入る「日本企業最大規模」の社内SNSを運用している。その狙いはどこにあるのか。富士通の時田隆仁社長と、富士通グループのDX支援会社・Ridgelinezの今井俊哉社長の対談をお届けする――。(第3回)

※本稿は、Ridgelinez編、田中道昭監修『HUMAN ∞ TRANSFORMATION』(日本経済新聞出版)の一部を再編集したものです。

時田氏と今井氏
写真提供=Ridgelinez
時田隆仁氏(左)と今井俊哉氏(右)

「従業員12万人の力を使い切れているだろうか」

【時田隆仁・富士通社長(以下、時田)】2019年6月に富士通の社長に就任することになったとき、最初に何を考えたかというと、「富士通とは一体、どういう会社なのか」ということでした。