インフレが収まり、営業利益が回復していく

来期は、売上高3%増、営業利益11.3%増と予想されている。今期よりいくぶん減速するものの、営業利益はやはり大幅増の予想だ。

また、新興市場480社においては、今期は売上高17.1%増、営業利益26.9%増。来期は売上高14.8%増、営業利益83.0%増となっている。

自動車業界を中心に円安の追い風があったほか、ソフトバンクグループの黒字転換が全体の営業利益予想を大きく押し上げた。

ほか、陸運、情報・通信業、鉱業などが大幅増益、空運は黒字転換する見通しとなっている。

駐車場に並んだ自動車
写真=iStock.com/Tramino
来期は自動車を含めた輸送用機器・銀行・情報通信などが牽引する(※写真はイメージです)

「業績見出しランキング」1位は「続伸」

周知のとおり『会社四季報』には「【見出し】ランキングで見る業績トレンド」という実に興味深いコーナーがしつらえてある。

四季報内の見出し数により、日本の上場企業のなかでいま何がトレンドになっているかを窺い知ることができると同時に、日本企業の全体像、日本経済の状況が映し出される。

1年前の業績トレンドは他の調査でも抽出しているかもしれないが、「【見出し】ランキングで見る業績トレンド」は『四季報』ならではのもので、3カ月前のものと対比できる。より細やかな変化が見て取れるのが嬉しい。

2023年1集「新春号」の「【見出し】ランキング」では、1位が「続伸」、2位が「下振れ」、3位が「上振れ」、4位は「最高益」、5位は「上向く」と続く。