マイホームをどこに購入するか、その判断は難しい。ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんは「通勤のしやすさなどを考慮する人は少なくありませんが、子どもの教育環境も重要です。4大進学塾が集結している地域はお受験に熱心な家庭が多く、教育費が家計を圧迫する可能性があります」という――。

※この連載「高山一恵のお金の細道」では、高山さんの元に寄せられた相談内容を基に、お金との付き合い方をレクチャーしていきます。相談者のプライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しています。あらかじめご了承ください。

校庭を走り出す小学生たち
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「“教育”は泥棒に盗まれない唯一の財産」と聞いたことがあります。子どもの教育にお金をかけることはブランド品にお金を使うより、なんとなく「善い使い道」な気がしますよね。しかし、その教育費によって世帯年収1000万円の家庭が崩壊寸前になっていたのです……。