「サービス精神」がプラスにあらわれると
ではどうすれば、サービス精神をプラスの出方にすることができるのでしょうか。それは「相手も楽しめているかな」と確認する姿勢を常にもつことです。
たとえば、場が大盛り上がりしているときこそ、「そこに居づらそうな人」に気をくばってみてはどうでしょう。もし、そのような人がいれば、
「こんな雰囲気なんだけど大丈夫?」
「初めての参加のようだけど、楽しめている?」
とさりげなく声をかけてみるのです。
うまくなじめていない人にとって、その場のムードメーカーからの親切心ほどありがたいものはないでしょう。
誰ひとり取り残さず、その場全体を盛り上げるサービス精神のコツを、ぜひ試してみてください。
「レスポンスの早さ」や「フットワークの軽さ」につながる
「フレンドリーさ」の加減がうまくいかない
こんなことで悩んでいませんか?
○ 深く考えることなく「頑張ります」「気をつけます」と言ってしまう
○ できそうもないことや、威勢のいいことを言ってしまう
○ 「○○さんはノリが軽過ぎる」と言われたことがある
何かにつけても、前向きな反応は人づき合いで好まれますし、自分も気持ちのいいものです。しかし、言葉だけ前向きでも、結果が伴わないと評価されません。
そういったことがくり返されると、
○ 言葉に真剣味がなくなる
○ 真面目に取り合ってもらえなくなる
○ 周囲の目がどんどん冷たくなっていく……
といった、悪い事態につながってしまうかもしれません。
変身ポイントは「ノリのコントロール」
なぜそんなことが起きるのでしょうか。
それは、変身ポイントである「ノリのコントロール」がマイナスにあらわれているからです。
何事にも楽しさを求める人は、その場のノリや勢いを大事にします。
ノリや勢いは本来、仕事や人間関係でいい方向に働きます。「レスポンスの早さ」や「フットワークの軽さ」につながるからです。
ここでの悩みのように、「気持ちだけが先走って行動が伴わない」といった「ノリのコントロール」がマイナスにあらわれていることも、自分にとっての大きなエネルギーにできるのです。