「○○さんはどう思う?」と聞かれて、頭が真っ白になる

人から意見を求められるのが苦手
みんながいろいろ相談してくる
こんなことで悩んでいませんか?

○ 「自分の意見」をもつことが苦手
○ 「○○さんはどう思う?」と聞かれて、頭が真っ白になる
○ 「もっと具体的に言ってよ」と言われたことがある

「唐突にコメントを求められても月並みなことしか言えない……」「そもそも、しっかりとした自分の意見がない……」――そんな人は珍しくありません。

そのままにしていると、

○ 他人の意見に流されやすくなる
○ 言われたことだけをやる「指示待ち」になってしまう
○ 「消極的」「主体性に欠ける」と思われる……

といった、悪い事態につながってしまうかもしれません。

ノートパソコンを使用しながら議論する2人の男性
写真=iStock.com/kyonntra
※写真はイメージです
変身ポイントは「共感力」

なぜそんなことが起きるのでしょうか。

それは、変身ポイントである「共感力」がマイナスにあらわれているからです。

「共感」とは、人との情緒的なつながりを重視し、何事も相手の気持ちに寄り添って考えることです。「共感力」の高い人は、相手の身に起きたことでも、まるで自分のことのように喜んだり、悲しんだりすることができます。

ここでの悩みのように、「自分の意見をもつのが苦手」「他人に流されやすい」といった「共感力」がマイナスにあらわれていることも、自分にとっての大きなエネルギーにできるのです。

アドバイスを求められて困った経験があったら要注意

「共感力」がマイナスにあらわれると

では、なぜ「自分の意見をもつのが苦手」になってしまうのでしょうか。

それは、どのようなときも相手の考え方にウンウンと納得してしまい、「自分自身はどう思うのか」を、深く掘り下げないクセがついているからかもしれません。

たとえば、誰かから悩み事の相談を受けたとき。

共感力が高い人は、「大変だったでしょう」「よく頑張ったね」などと、温かい言葉をとっさにかけることができるので、相手に喜んでもらうことはできます。

ただ、その一方で、何かアドバイスを求められて困った経験はありませんか。

「自分はどう思うか」がハッキリしていなければ、具体的なアイデアを出すのも難しいというもの。

とりわけ、ビジネスの局面では、自分なりの意見や提案がなければ、なかなか評価には結びつきにくいものです。