新型iPadが話題になっている。どちらかといえば、私は本や雑誌を手にとって紙のページをめくりながら読みたいほうなのだが、時代の流れに合わせて先ごろ『裏会計学』というタイトルの電子書籍を出版した。この裏会計学とは、日々の生活で“トク”をするために会計の知識を応用していくスキルのようなものである。

たとえば、あなたがちょっとお洒落なイタリア料理のお店に出かけたとしよう。そのお店には3つのランチコースがあって、Aコースが1500円、Bコースが2500円、そしてCコースが3500円だったとする。このなかで一番トクなのはどれかを判断する際に活用する。

(構成=高橋晴美 図版作成=ライヴ・アート)