頭は重いOではなく軽いD型

正解は、「背骨より上が頭」です。背骨の終わりが、頭のはじまり、ということになります。

では、背骨はどこまであるのかというと、おおよそ耳と鼻を結んだ水平のラインまでです。そうすると、必然的に頭の形は、「半球」の形をしていることになります。

このことを、私は「頭は重いOオーではなく、軽いDディー」なんて言ったりしています。

頭はD、つまり半円・半球の形をしていると正しくイメージできると、頭と背骨を正しく切り分けることができるため、背骨の上にD頭がふわっとのるようになります。このとき、頭や姿勢を支えるのに力はいりません。これができると、羽が生えたように体が軽く感じられたりします。

反対に、頭はO、つまり円・球状の形をしているとイメージしてしまうと、本来の頭の位置ではなく、背骨の途中で切り分けてしまうことになります。首を縮めてO頭を支えることになってしまうので、姿勢は崩れて、この本でお伝えしたい「自然体」とはかなり遠のいてしまいます。

「頭は重いOではなく、軽いD」

ぜひ覚えておいて、「しんどいな」というときに思い出してみてくださいね。