帰宅したら着替える前にどこか1カ所片づける

第2位は、『リセットの習慣』でした。

小林弘幸『リセットの習慣』(日本経済新聞出版)
小林弘幸『リセットの習慣』(日本経済新聞出版)

コロナ禍に入って2年半ほどが経った今、モヤモヤと停滞気分の人は多いでしょう。そのモヤモヤをリセットしたいなら、本書がいいヒントをくれるはずです。

モヤモヤをリセットするためにテーマにしたいのは「新しい習慣を取り入れる」と「とにかく『動くほう』を選択する」。

たとえば「新しい習慣」として、一週間のうち一日を「リセットデー」にするのはいかがでしょう。リセットデーには、少し特別なランチを食べたり、お気に入りのカフェでのんびりしたりして、気持ちを切り替えるようにするのです。意識的に「一週間の区切り」を入れれば、日々の生活にリズムが生まれ、どんより気分を断ち切れるでしょう。

本書にはこのほかにも、帰宅したら着替える前にどこか1カ所片づける、出勤前に「20分でできる仕事」を1個だけやる、迷ったら傘と上着は持っていくなど、モヤモヤを断ち切るための習慣が99個紹介されています。生活にメリハリをつけ、明るい毎日を過ごしたいなら、ひとつだけでも試してみましょう。

10月は、動かす:休める=3:7を意識するといい

第3位には『体を動かす習慣 休める習慣』がランクインしました。

鈴木知世『体を動かす習慣 休める習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
鈴木知世『体を動かす習慣 休める習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

本書は、東洋医学の考え方をもとに、体を「動かす」と「休める」のバランスに焦点を当てて季節ごと、月ごと、週ごとの過ごし方を教えてくれます。

例えば10月は「動かす30%」「休める70%」の比率を意識するのがポイント。早寝早起きを心がけ、夜更かし型の人も、今より1時間早く眠れるようにしましょう。

秋は「気」が下がりがちなので、食べ物は「気」を上げてくれる辛い食べ物がおすすめ。肺や大腸を活性化させたり、自律神経を調整したりする効果の期待できるらっきょうや生たまねぎ、大根、ニンニク、こしょう、ネギ、唐辛子、シナモン、ワサビなどを取り入れます。

わくわくするような新習慣を提案してくれる本書。毎日をより楽しく、より心地よく過ごしたいあなたにとって、心強いパートナーになってくれるでしょう。