0歳からおむつの外で排泄させるという「おむつなし育児」が良いという説がある。しかし、小児科医の森戸やすみさんは「おむつを外して排泄させたほうがいいという根拠が見当たらない」という――。
おむつの赤ちゃん
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なぜおむつをしないほうがいいのか

「おむつなし育児」を知っていますか? 「おむつなし育児」というのは、「なるべくおむつの外で自然に排泄させる機会をつくる育児」のことだそうです。

おむつなし育児研究所」のサイトによると、おむつを外して垂れ流しにするのではなく、おむつを早く外すためのトレーニングでもなく、「布おむつ、パンツ、そして、紙おむつを上手に使いながら、なるべくおむつの外で排泄する機会を増やしてあげる」とのこと。あまり動かない生後2~5カ月が「はじめ時」らしいのですが、生まれた日からでも、いつからでもいいそうです。専用おまるを使わなくても、トイレや洗面器、開いたおむつなどの上で排泄させればいいとしています。