東大生の「勉強用BGM」は3700万回再生

みなさんが日常的に触れているYouTubeにおいても東大の肩書きは効果抜群です。

90万人以上の登録者を有する、トップ東大生YouTuberの一人である河野玄斗のYouTubeチャンネルで最も再生回数の多い動画は何だと思いますか?答えは「勉強用BGM」です。何の変哲もないオルゴールが2時間流れるだけの動画が、東大生が投稿したというだけでなんと3700万回(※執筆当時)も再生されているんですよ。

高学歴YouTuberの人気コンテンツには「一緒に勉強」というジャンルが存在します。ユーザーが勉強する時に配信者が勉強している動画を流して、一緒に勉強している気分を味わえるというものです。

この手の動画はリピート率が高いので、簡単に数十万再生(=数十万円の広告収入)を達成します。そして配信側からすると、ただ勉強している様子を録画してアップロードすればいいだけなので、動画の手間や原価はほぼゼロです。

YouTubeは競争が激しい世界ですし、地上波テレビに出るくらい有名なタレントになるのは至難の業ではありますが、学歴を武器にして大きな利益を得ることもできるのです。

塾経営を軌道に乗せれば桁違いの収入を得ることも可能

もっと効率よくお金を稼ぐことに特化するなら、塾や家庭教師といった教育ビジネスでは簡単に、安定してすごい数字が叩き出せます。東大生は受験勉強をしていたので当然受験勉強を教えることができ、参入障壁はとても低いのですが、これがなんと下手にベンチャーを起業するより儲かってしまうんです。

東大生は1学年が3000人程度ですが、そのうち10人くらいが必ずやっているビジネスがあります。それが学習塾の経営です。

東大生は勉強ができる、勉強を教えるのもうまいはずだというイメージは非常に強く、「東大生が勉強を教えます」と言うと確実にニーズがあります。具体的な数字を出すと、5人から10人の生徒は簡単に集まります。1人あたりの年間授業料の相場は70〜80万円程度なので、10人の生徒に教えるとすれば、それだけで年収700万〜800万円と平均的なサラリーマンの収入を超えてしまいます。

30人の生徒を集めてクラスを作れば、それだけで年間収入は約2000万円です。人を雇ってさらに規模を拡大し、5クラスほど運営すればなんと年商1億円です。ここまで軌道に乗せるのは大変ですが、東大ブランドがいかに儲かるかはご理解いただけたと思います。

そして、東大の中でも最難関の医学部(理3)は別格です。東大理3に合格させるためには出費を惜しまないという受験生の親は少なくありません。家庭教師が教え子を理3に合格させた場合の成功報酬は、人にもよりますが、だいたい1000万円と言われています。もちろん通常の授業料は別で、こちらは1年で500万円ほどです。これだけでも安くはありませんが、もし仮に5人の受験生を家庭教師として理3に合格させることができれば、年収7500万円ですよ。まさに桁違いです。