リモートでは誤解を招かぬよう曖昧な表現を避ける

リモートで打ち合わせをした時のことです。私がいろいろ質問すると相手の方は「難しいですね」というように答えます。

Yesの意味で「難しいですが工夫して進めましょう」と言っているのか、それともNoの意味で「難しくて不可能です」と言っているのか分かりません。

その他にも「それはかなりすごい」「あの部分は」「あれはいいです」といったような曖昧な表現が多くあり、とてもストレスが溜まりました。

それぞれの場所からリモート会議に出席しているイメージイラスト
写真=iStock.com/woojpn
※写真はイメージです

という私も相手に誤解される表現を使っていたことがあります。リモートで研修をさせて頂いた時のことです。研修の様子を、会社の方が録画したデータで送ってもらいました。いろいろと気になりましたが、一番マズいと思ったのは「けっこう、○○」といった表現を頻繁に使うことです。

この表現方法を自分で聞いていて、「これは誤解があるのでは」と気になりました。私自身は“けっこう”という言葉を“かなり凄い”といった意味で使っていました。ただ、これは人によって捉え方が変わってきます。

そこで家族や友人など、身近な人に「“けっこう”という言葉はどんな時に使う」と聞いてみることに。

・どちらかと言うと
・比較的
・迷っている感じ

などなど、私が思っているのとかなりズレがあります。こういった言葉と理解のズレがコミュニケーションの誤解を生むのです。今はできる限り曖昧な表現を使わないように心がけています。

あなたはもしかしたら“いつも以上”“少し軽めの”“まあまあ”“そこそこ”などと無意識に言っているかもしれません。

相手は「いつも以上に」と言われても何を基準としているのか分からないのです。そうではなく、「月に2回を3回に増やす」などと具体的に伝える必要があります。曖昧な表現をやめて一つ一つ具体化するように心がけてください。分かりやすい表現を使うことで誤解されずにコミュニケーションが取れます。

まとめ 具体的な表現を心がけ、解釈の余地を減らす
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