自分の部下をすぐに「ダメな人材だ」と決めつけないこと

ですから、軸を変えない範囲で、全体が10とすると、そのうちの1か0.5くらいは他のことをやらせるというのは非常によいことだと私は思いますが、くれぐれも、根拠もなしに人を動かすことだけは避けていただきたい。

会社が発展するか否かは、いかに適材適所に人員を配置するか、能力が活かせる場所で働いてもらうかにかかっていると言ってもよいでしょう。

私は「すぐにダメだと言うな。ダメならば適材適所の部署へ変えてやれ」と言っています。場所を変えるだけで、これまではまったく能力を発揮できていなかった人物が、活きてくる例もたくさんあるからです。営業ではまったくダメだったけれど、他のところに異動したら、ものすごくよくなるということはよくある話です。リーダーというのは、そういう人使いをしないといけません。

▼まとめ

会社の発展は、人員を適材適所に配置し、能力を活かしてもらうことにかかっている。リーダーはそんな人使いができなければならない。

リーダーというのはかくあるべきで、説得もせずに「あいつはけしからん。私の言うことを聞かない」と言うのは、誰でもできることであって、本当の指導者ではないということです。

▼まとめ

組織においては「健全なる反対」があっていい。しかしリーダーは、その反対を賛成に変える強力な説得力を持たなくてはならない。