「5%のクズ」に90%の時間を費やす現実…

女性が男性に関して経験することは、警官が市民に関して経験することに似ている。警官は、人類のなかでも5%しかいないようなクズへの対応に90%の時間を費やす。この苦い経験から、人類に対するシニカルでネガティブな運命論的見解が形成される。

人類がみなダメなわけではない。警官は最悪な部分しか見ないのだ。

同じように、女性は恋人選びの市場での大半の時間を、もっとも邪魔で気に障る、クレイジーな少数の男性を避けることに費やす。サイコパスは肉食系で、他人の目を気にせず、自信に満ちあふれている。そのため、アメリカの全男性のうちの4%しかいないにもかかわらず、女性が口説かれた40%はこうした男性からなのだという。

ほかに、いちいち名づけるには多すぎる種類の、女性が嫌悪感を覚えるようなことをする男性が存在する。これを簡単にまとめるなら、女性の経験というのは、最悪の男性が彼女にまっすぐ近づいてくるのに、最良の男性はどこにも見つからないというものなのだ。

手でハートを作る女性
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女性が男性に対して「あいまいな態度」をとる本当の理由

男女の最初の選り好みには巨大な性差が存在し、科学的な調査によっても、出会い系サイトのビッグデータでも裏づけられている。男性は自分が知っている女性のほぼ全員に対して性的な幻想を抱くが、女性はほぼすべての男性に対して幻想を抱かない

問題になるのは、君が彼女の眼鏡にかなっていないにもかかわらず、そのことを君に伝えなければならないという状況だ。というのも、女性は、はっきり拒絶するのが好きではないからだ。

この傾向は深い進化的な論理に根差していて、男性の求婚者に公の場で恥をかかせることで直面するリスクを最小化するためだ。

女性があいまいな態度をとったり、ミステリアスだったり、とらえどころがなかったりするのは、「ゲームをプレイしているから」でも「君をもてあそんでいるから」でもない。ハラスメントやストーカー、暴力的な報復のリスクを本能的に減らそうとしているだけなのだ。