メルカリさえあれば他に何も要らない

亡き両親が晩酌で使っていたものと同じ猪口と銚子のセット、相手の出品物の写真の背景に写っている、かつて実家で使っていたものとまったく同じテーブルクロス……。

「40年前の、私が幼くて両親も若かった頃に一瞬でタイムスリップできるんです。当時の家の中の光景や匂いまでが、鮮明に蘇りますよ」

この女性は、今はメルカリさえあれば他に何も要らない、とまで極言する。ただこの女性ならずとも、一定の時間を持ち主とともに過ごした物品は、持ち主の記憶や思い入れを閉じ込めたタイムカプセルであろう。

誰もが思い出を共有することで孤独を癒やしたい、と心のどこかで求めている。メルカリというツールを活用すれば、顔は見えずともそのカプセルを一緒に開いて、深く共鳴し合える人を見つけ出せる。その意味で、大切な物を手元に置くことは、孤独を癒やす最高の処方箋なのかもしれない。

【調査概要】株式会社メルカリは2021年3月11~12日、全国、60代以上の男女1236名を対象にインターネット調査を実施。フリマアプリ利用者824名(うち412名は直近1年のうちに利用を開始)、フリマアプリ非利用者412名から回答を得た。※グラフ内の数値は小数点第二位以下四捨五入。

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