「聞きたいことは1回に1つまで」を守る

そのコツとは、「1つの質問に聞きたいことは1つしか入れない」というものです。1つの質問の中に、例えば、5W3H(Why,What,Who,When,Where,How,How long,How much)が複数個入っていると、答える側の回答の精度が下がってしまいます。

そのため、1つの質問の中に、知りたいことは1つに絞ります。先程の上司の説明「ここは、今回のプロジェクトの核になるから、早急にしっかり詰めておくように」に対して、

例1「具体的なデッドラインはいつ頃を想定していますか?」
例2「今回のプロジェクトのマネジャーはどなたになりますか?」

このように質問していきます。

事業計画会議
写真=iStock.com/kazuma seki
※写真はイメージです

例1は〆切が最優先であると見越して「When」を質問、そして、例2はプロジェクトを円滑に進める上での責任者(中心人物)を確認する「Who」を質問することで、相手は的確な回答をすることができます。

慣れないうちは、上手く質問できなくても大丈夫です。筋の良い質問は、これまでお伝えしたことを意識的に行っていけば、確実にできるようになります。ぜひ試してみてください。

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