「自分が男性更年期障害かも」と思ったら…

このチェックリストは、男性更年期障害の問診に使う「AMS(Aging Male's Symptoms)スコア」をわかりやすく加工したものです。

まずは、こちらのチェックリストで自分の健康状態を把握しましょう。

男性更年期障害は、自分自身でも気がつきにくいものです。

意欲や冒険心、行動力、判断力、記憶力、そして筋力や体力、運動機能などの低下、原因不明の心身の不調などがあっても、年齢を重ねれば自然に起こると思われがちであり、最初のうちは「体の調子がおかしいな」「心の状態が良くないな」と感じながらも「歳だから仕方がない」「大丈夫だろう」と見過ごしてしまう人が少なくありません。

しかし、実は男性更年期障害であることが多く、これらのサインを「加齢のせいだから仕方がない」と放っておくと、やがてメタボリックシンドローム、サルコペニア、ロコモティブシンドローム、認知症、老人性うつ、心筋梗塞、脳梗塞といった重大な疾患をもたらす可能性があり、いずれフレイルや要介護状態になってしまうおそれもあります。

しかも、それらは日常生活の中でゆっくりと進行するため、本人も周囲も気づきにくいという特徴を持っています。

初期のサインを見逃してはいけない

早い段階であれば、簡単な治療や食生活の見直し、運動などによって症状を改善できますが、本人も周囲も初期のサインを見逃し、深刻化させてしまいやすいのです。