過去のデータを分析すれば資金管理もうまくなる
投資で成功するには資金管理とメンタルも重要になってきます。多額を投資すると大儲けの可能性が生じる反面、裏目に出ると大損するリスクも出てきます。常に勝利するのが理想ですが、株式投資は上手くいかないケースも多々あり、敗戦処理も重要です。
「自分の精神力を超える大きなリスクのポジションが逆行してしまい、評価損に耐えられずに投げたところが大底で、そのまま持っていれば大きなリターン」という落とし穴にはまらないように、しっかりと資金管理することが重要になってきます。
過去のデータ分析でリスク・ボラティリティを把握していたら、自然と資金管理も上手にできるようになります。
自分の性格に適したスタイルを選ぶのも成功のコツ
教科書的な株式投資とは、企業に資本を投じて、当該会社の経済活動の果実を享受する投資となります。ウォーレン・バフェットに象徴される長期投資が王道です。
株価=EPS(利益)×PER(評価)、もしくはBPS(資産)×PBR(評価)と表現でき、株価上昇は、利益・資産の増加、投資家の評価の改善、特殊需給の発生などの要因があります。
投資家ごとに投資手法は多種多様であり、ファンダメンタルズが王道ではあるものの、モメンタム、値動き、テクニカルなど幅広い切り口があります。
期待収益率(期待値)が高い状況で適切な金額を投資できると、収益を獲得できる確率が上昇します。人それぞれ得意分野・性格が異なるので、期待値が高い投資手法は人によって変わってきます。
企業分析が得意な方はバリュー投資やグロース投資、売ったり買ったり取引するのが苦手・値動きを追うのが苦痛という方は、投資信託の積立が最適解でしょうし、一日中パソコンで板や値動きを追うのが好きな方は短期トレーダーに向いています。
ファンダメンタルズを分析して割安な企業に投資するバリュー投資、企業業績の拡大する銘柄を選定するグロース投資、値動きに波乗りして順張りするモメンタム投資、過去の値動きの分析に基づいて利益が出るシグナルを発掘して勝率が高い局面で投資するシステム投資、株価指数と連動する投資信託やETFを購入するインデックス投資など多様な投資手法があります。
時間軸も数秒で完結するスキャルピング、数時間程度で結果を出すデイトレ、数日~数週間のスイング、数カ月~数年の中期投資、数年~数十年の長期投資まで千差万別です。
同じ局面でも投資家によって期待値は異なるので、大切なことは自分の性格にあった投資手法・投資スタイルを磨いて、大きく勝てるポイントを増やすことです。