語学習得は若いほど有利、年齢を重ねてからではもう無理と諦めていないだろうか。確かに脳細胞の数は年とともに減るが、脳細胞の「成長」となると、それとは別だ。習慣を見直せば、まだ脳は育つ。オトナならではの賢い学び方、それとは逆に、やってはならない学び方とは。「プレジデント」(2022年4月29日号)の特集「『英語』レッスン革命」より、記事の一部をお届けします。
本のページを指で差しながら読んでいる男性
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思い立った今こそ、英語習得の適齢期

脳細胞の数は赤ちゃんの頃が最も多く、成長するに伴って減少していきます。ここから「語学学習を始めるなら若いほど有利、年齢を重ねるほど不利」という思い込みが広まったのだろうと思います。けれども、脳細胞の数の減少は“脳の衰え”ではありません。脳細胞の数が減少することで一つ一つが成長できる余地が生まれ、ネットワークを広げていくことができるのです。

では脳細胞は何歳頃まで成長できるのでしょうか。栄養が供給され続ける限り一生です。なので40〜50代の皆さんも、英語を習得するのに遅すぎることはありません。むしろ、今から英語を学ぶことでこれまで使っていなかった部分を刺激し、脳を活性化させていくことができるでしょう。「英語を学びたい」と思った皆さんは、今こそ英語習得の適齢期だと考えてください。

「プレジデント」(2022年4月29日号)の特集「『英語』レッスン革命」では、三日坊主にならない英語の学び方、毎日楽しく学習を続けるためのコツをご紹介しています。語学習得のプロセスと、スポーツ・武道の習得のプロセスは、じつは同じなのだとか──。ぜひお手にとってご覧ください。