そのために節約第一と考えると、普段の買い物など、なるべく売値の安いスーパーで購入するべき。でも、私は、あえて“あるモノ”だけは、コンビニで購入しています。

「単価が安くてもまとめ買いすべきでないモノ」とは?

その“あるモノ”とはお酒。購入単価の観点では、売値の安いスーパーや通販サイトなどでまとめ買いするのが正しい選択でしょう。ただ、お酒が大好きな私にとって、お酒は我慢するのが難しい飲み物。1本飲んでしまえば、ついついもう1本と手が伸びてしまいがち。まとめ買いだと、「たくさんあるからもう1本」となることは容易に想像できます。

となると、いくら購入単価が抑えられても、結果的に多くのお金を失いますし、深酒すれば、翌日のパフォーマンスにも支障が出て、健康面にもよろしくありません。そのため、お酒だけは多少割高でも最寄りのコンビニで、そのときに飲む分だけを購入するようにしています。先ほど「コンビニは購入単価が高くなる」と書きましたが、あえて購入単価の高さを逆に利用して買いすぎ・飲みすぎを防ぐという考え方です。

グラスにビールを注ぐ
写真=iStock.com/YvanDube
※写真はイメージです

お酒を飲まない人なら、スイーツがそれに該当するかもしれません。手元に甘いものがあれば食べ過ぎてしまう人は、コンビニで都度買いをしたほうが結果的に食べ過ぎを防げ、健康にも節約にも効果的です。毎日、高級カップアイスを1つ食べるのを楽しみにしていた人が、経済的だからと大きなバーレルを購入。体重は増え、財布は軽くなりました。

一人暮らしの場合も、コンビニは悪くない選択肢です。三食すべて自炊にするなら、割安なスーパーで買い物をしてやりくりするのがベスト。しかし、飲み会が続いて食材を腐らせたりすることが一人暮らしでは起こりやすくなります。こうしたリスクを考えると、多少割高でもコンビニの“おひとりさま”サイズの食材やお惣菜は強い味方でしょう。

値段は大切ですが、値段にこだわりすぎると、時間やそれ以外の大切なものを無駄遣い

することになるというお話でした。

◎ 嗜好品は、やや割高でもコンビニでその都度買う
× つい手が伸びるお酒やスイーツも、購入単価にこだわりまとめ買いをする
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