誘惑から「逃げきれなかった」ときの対策も立てておく
そして、誘惑に負けないための次善の策は、誘惑に直面してしまったときの対処法を決めておくことです。
誘惑に直面したそのときに「どうしようか?」と考えると、誘惑に負けてしまうことが多くなります。自分にとって理想的な行動を先に決めておき、その通りに実行することに集中すると、誘惑に勝てるチャンスが高まります。
例えば、「リビングに行ったときに家族がテレビを見ていても、自分は一緒に見ないで、部屋に戻って勉強を続ける」といったことを、事前に決めておくのです。
これら2つの戦略を使えば、誘惑に負けてしまう確率をかなり減らせるでしょう。
目的・目標を達成するには、達成につながる行動をしなければいけません。そして、その達成につながる行動の邪魔になってしまう行動は、コントロールできなければいけません。
テレビもゲームも、決してそれ自体が悪いものではありませんが、やはり現実的には勉強の妨げになることが多いものです。
ですから、適切な量にコントロールできなければいけません。
お子さんが好きなことは、「ある程度はやらせてあげたい」とあなたもきっと思いますよね。ですから、誘惑と上手に付き合うこれらの方法を教えてあげてくださいね。
【ポイント】
・誘惑には「戦わずして勝つ」ようにする
・そもそも誘惑が少ない環境を構築する
・誘惑から逃げきれなかったときの対処方法を事前に決めておく
・誘惑には「戦わずして勝つ」ようにする
・そもそも誘惑が少ない環境を構築する
・誘惑から逃げきれなかったときの対処方法を事前に決めておく
(イラストレーション=伊藤ハムスター)