わが子の学習意欲を高めるにどうすればいいのか。中学受験専門塾・伸学会代表の菊池洋匡さんは「モチベーションを上げるには『自律性』『関係性』『有能感』の3つの要素が重要だ。最終的な判断は子供に任せ、できていることを褒めるといい」という――。

※本稿は、菊池洋匡『小学生の勉強は習慣が9割』(SBクリエイティブ)の一部を再編集したものです。

自信に満ち、カメラに笑顔を見せる若いビジネスマン
写真=iStock.com/Nattakorn Maneerat
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子どもの「内発的動機付け」を引き出せているか

自分の心の内側からわき出るやる気を「内発的動機付け」と言います。

この内発的動機付けを持つためには「①自律性」「②関係性」「③有能感」の3つの要素が重要と言われています。

それぞれ、

①自律性=自分で選ぶこと
②関係性=周囲の人間関係がうまくいっていること
③有能感=やればできると思えること

くらいにザックリと考えていただければ大丈夫です。

これらが1つ、2つと満たされるほどやる気がわき、すべて満たされていると最高にやる気が出ます。この3つの要素を満たすために、親は何を心がければよいのでしょうか?