天才アインシュタインの一歩引いて情報を取捨できる目

日本は研究者に冷たい国だと言われますが、コロナ禍では改めて学術研究の重要性が浮き彫りになりました。そうしたなか、使命感も新たに研究者を目指す人々も増えたのではないでしょうか。

研究者の資質を備えた顔というものを考えるとき、参考になるのは、かの天才アインシュタインです。

アインシュタインの顔で、まず注目すべきは額です。正面から見て額のラインが丸みを帯びていて、なおかつ目がくりっとしている人は、大量の情報を外から取り入れたうえで蓄積しておける、すばらしい記憶力の持ち主なのです。

アインシュタインに見る“研究者顔”
イラストレーション=髙栁浩太郎

そのうえで、ロジカルな思考を担う「額の三分割」があれば、記憶していた情報を必要に応じて取り出す力に長けているということになります。一方、額がつるっとしている場合は、ただ頭に入ってくるものを順番に覚えているだけで、思考の材料として使いこなすことはできません。

アインシュタインの場合、くりっとした目を持ちつつ、その目が奥まっていることもポイントです。これは、ただ闇雲に情報を取り入れるのではなく、一歩引いて情報を取捨できることを意味します。

一流の研究者に「批判精神」は欠かせない

研究者にとっては自分自身の研究に常に疑問を持つことも大切といわれます。

それを見るポイントが「鼻の付け根」。横から見たとき、鼻の付け根が「くの字」に引っ込んでいるのは「批判精神」の表れです。

一般的にこの表出があった場合、「何事に対してもひとこと物申してくる面倒な人」ということになりがちですが、研究者にとっては、自問自答をしながら研究のクオリティを高めていくという意味で、欠かせない資質と言えます。

研究とは、一朝一夕で成果の出るものではありません。ですから、何年かかろうとも投げ出さずに、「絶対にこの研究を成功させてみせる」という野心が必要です。

そんな強い野心を支えるのは、しっかりとしたあご先になります。あご先の安定感は、自分自身との信頼関係を表しており、ちょっとやそっとの逆境にはくじけない忍耐力のサインでもあるのです。

なお、アインシュタインも含め、研究者の多くは面長の輪郭の持ち主(レトラクテ)です。レトラクテの人は、確固たる価値観や独自の考えを持っているのが特徴で、それが研究に対する強い使命感につながっているのでしょう。前人未踏の研究に挑み、「先駆者」として後世に名を残すことが多いのもこのタイプです。

一方、輪郭がどっしりしたディラテの場合は、先人の研究を発展させて新たな成果をもたらすことに長けています。また、チームワークが求められる共同研究に向いているのもディラテです。

(イラストレーション=髙栁浩太郎)
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