本当に購入する価値があるかどうかを考える

ひろゆき『頭の悪い人でもゼロからわかる! 頭がよくなる方法見るだけノート』(宝島社)
ひろゆき『頭の悪い人でもゼロからわかる! 頭がよくなる方法見るだけノート』(宝島社)

何かを買いたいと思ったとき、そのものを手に入れることよりも、それについての知識や経験を得ることのほうが重要です。

たとえば、価格が1000万円を超えるヴィンテージカーを購入するのは難しいかもしれませんが、試乗するだけならお金はかかりません。

乗ることで「こんな感じなのか」という知識と経験が得られます。知識と経験がないまま欲しいと思っても意味がありません。

知識と経験を得ること以外では、過去の知識と経験を活かして想像することも有効です。民間人でも宇宙に行ける時代になりましたが、高額な費用が必要です。

でも、自分がこれまでに得た知識と経験で宇宙旅行がどういうものなのかシミュレーションすることはできます。しっかりとしたシミュレーションをすることで、お金を使う価値があるかどうかが判断できるのです。

何にお金を払っているか今一度立ち返ってみる

人は何かを買うとき、機能または思想にお金を払っています。たとえば、「インターネットを使いたい」「文章執筆や表計算などで使いたい」などと考えてパソコンを買う場合は、機能にお金を払っているわけです。

ここで「日本企業のものを買いたい」「ビル・ゲイツはすごい」などと考えて商品を選ぶと、思想の要素が入ってきます。思想は愛情と言い換えてもいいでしょう。

愛情でお金を払っている場合、ロイヤリティ(愛着、忠実性)が移転することもあります。たとえば、野球が見たくて有料放送のチャンネルに加入したとします。そのチャンネルを見続ける内にチャンネル自体が好きになった場合は、ロイヤリティが移ったのだといえるでしょう。

このように機能や愛情に注目してみると、自分が何に対してお金を払っているのか把握できます。

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