人間関係の維持にお金を使ってはいけない

一部のトラブルをのぞいて、お金での問題解決はおすすめできません。

たとえば、「頑張った自分へのごほうび」で苦労を乗り切ろうとする人がいますが、頑張ったことで収入が増えたのでなければ、そのごほうびはただの損失です。

迷惑をかけた友人にお金を払うというのもまたよくありません。お金を払うと対等な人間関係が保てなくなり、友人との関係がおかしくなるのです。

対等な人間関係を維持するためには、友人に迷惑をかけた場合でもお金に頼らず、相手が納得するまで謝ったり、別の方法で埋め合わせをしたりすることをおすすめします。

また、「自分をよく見せたい」と考えたときに、ブランド品などの高級品を利用し、印象を操作しようとすることもよくありません。ただの見栄にお金を使っているだけで、お金をムダにしていることになるのです。

「得をした」と感じられるように行動する

家賃、光熱費、食費、通信費、交通費など、生活していく中でさまざまな支出としてお金を払っています。

その中で特に「ここにはお金を使いたくない」というものがあったら、できるだけその金額を抑えるようにします。

たとえば、家電製品を買い換えるけどお金をかけたくないなら、安い商品から検討します。

最安値のものからチェックしていき、満足できたものを購入するのです。

最安値から候補をチェックするので選んだものには不便な点があるかもしれませんが、「不便な分、得をした」と考えるようにしましょう。

たとえば、飛行機のビジネスクラスとエコノミークラスの料金の差額が15万円のときに、エコノミークラスに乗ったとします。当然ビジネスクラスのほうが快適ですが、「座っているだけで15万円もらえる」と解釈すれば、幸せな気分になれます。