経営難を理由に次々と廃止されていったが…

一中にくっついた予備校は、その存在意義が問われるようになる。

日比谷高校補習科は、1967(昭和42)年に都教委から予備校機能を持たせるべきでないという行政指導を受けた。都内に日比谷、新宿、小山台、両国、上野の都立五高校に補習科があったが、1960年代後半までにすべて消滅する。

修猷学館は1995五年に経営難を理由に廃止となる。前年に駿台福岡校が誕生したことが決定打となったようだ。

2021年、岡山朝日高校補習科は健在だ。入学は岡山朝日卒業生のみで、1年以上は通えない。専用の教室、自習室、個人用ロッカーが完備。各大学の赤本などの書籍コーナーもあり、個別面談、3者面談を行っている。こう告知している。

「入科生のことをよく熟知した教員が、的確なアドバイスを行っています。3年生と同種の実力考査、校外模試を受けることで現役時との比較が可能です。年間4回の実力考査と、全員参加の校外模試、希望者模試を活用して成績の伸長を把握しています」(同校ウェブサイト)

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