お笑い芸人・著作家としてだけでなく、新しいビジネスに挑戦を続ける西野亮廣氏。ビジネスに資料はつきものだが、多くの人が間違った資料づくりをしていると西野氏は言う。よい資料・悪い資料とはどんなものか。そして、資料はどう使うべきなのか。「プレジデント」(2021年11月12日号)の特集「世界最強企業の美しい資料術」より、記事の一部をお届けします――。
資料以前の努力
資料ってつくる前提のものではないと思うんです。そもそも文字より口頭のほうが伝わりやすいですし、文字だらけの資料を配ってただそれを朗読するあの時間って全然意味ないですよね。できないディレクターあるあるなんですけど、番組の企画説明のときにそれやるんですよ。あれって、僕らのためではなくて本人、プレゼンターが安心するためにつくってる資料になっていて。だから多くの場合は資料はいらないと思います。
とはいえ、グラフやデータを見せたいという場合にはつくりますよ。でもそのときも「量は少なく」します。余白がないとコミュニケーションが減ってしまいますよね。会議のような場でプレゼンターが一方的に喋っていたら、それは決定事項として1人でやりなよって思ってしまいます。会議する必要ないじゃんって。
こちらは会員限定記事です。
無料会員にご登録頂くと、会員限定サービスをご利用いただけます。
30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
約5万本の全ての記事が閲覧可能
記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
会員限定イベントにご招待