「去年はどんな年でしたか」

「人間はいつか死ぬ」ということを意識するのは不可能です。

ウイ『38歳、男性、独身 淡々と生きているようで、実はそうでもない日常。』(KADOKAWA)
ウイ『38歳、男性、独身 淡々と生きているようで、実はそうでもない日常。』(KADOKAWA)

40歳が見え隠れすると、同年代で大病を患う人も出てくるし、親も高齢になります。自分や周囲の死に対して見て見ぬふりができなくなります。

それでも常日頃から「今、自分や、大切な人が死んでも後悔しないか」という強すぎるメッセージは意識し続けることはできないし、誰かの死も背負えない。そういうふうにできているようです。

でも、それじゃああまりにも悲しいなと思っていたのですが、オジイから届いていた年賀状に必ず毎年書いてあった言葉に救われました。

「去年はどんな年でしたか」という問いかけです。

「今年はどんな年にしますか」ではなく「去年はどんな年でしたか」なのです。

去年は、どんな年だったのか。2年前は、5年前は、10年前はどんな年だったのか。

僕は、毎年「今年はこれをやったな」という、いつでも思い出せるハイライトを積み重ねようと思います。

10年先、20年先に「2021年はこれやったな」と鮮明に思い出すことができるハイライトを、たった一つだけ。

それを、毎年積み重ねる。

それが一所懸命生きるということであり、悔いのない人生につながるという結論に至りました。忘れませんように。

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