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自分にとっては不用品でも意外に高値がつくことも!

資格取得、語学などの学習教材は眠っていませんか? 途中まで使ったものでもかまいません。その旨を詳しく書いてネットオークションに出してみましょう。添削サービスがついておらず、教材だけになっていても価値はあります。押し入れの奥に隠し持っておくより、お金に換えて次のチャレンジの軍資金にしたほうがいい。挫折したらすぐに売ってしまえば、「できなかった……」という後味の悪さも消え、気持ちがすっきりするという効果もあるのです。

質屋に持っていくほうがいい商品もあります。ネットオークションでは専門の鑑定士が値段を付けるわけではないので、相場より大幅に安い価格で取引されてしまうことがあるからです。たとえば貴金属はいくら純度が高く質のいいものでも、デザインが古いと高値が付きにくく、苦戦しているケースを多く見かけます。骨董品も同様です。

本物かどうかわからないブランド品も質屋のほうがよいでしょう。ネットオークションでは、本物の確証がないブランド品は出せないことになっています。あとで出品者が責任を問われることにもなりかねません。質屋に判断を任せるほうが安心です。

ネットオークションに出品するときには、人目を引き、わかりやすい見出しをつける、きれいに撮った写真を使うことはもちろんですが、使用状況や汚れなどを正直に記載することも大切です。知ったかぶりをして専門的な説明をつけると、さらに専門的な質問がきて苦労することになります。

やってみると思ったより簡単で楽しいものです。相手に喜んでもらいながら不用品を処分でき、おまけにお小遣いも入るのですから、一石二鳥。ぜひネットオークションを活用してみてください。

※すべて雑誌掲載当時

(大井明子=構成 増田安寿=撮影)