爪楊枝を刺した以上の痛み

さて、そしてある部屋に入ったところで、看護師さんからの「これまでワクチン接種をして気分が悪くなったことはありませんか」「今日の体調はどうですか」との質問を受ける。この質問はそれからも医師、そしてワクチン接種直前の合計3回受けることになる。そしていよいよワクチン接種である。

ワクチンをバイアルから注射器で吸う医師の手
写真=iStock.com/recep-bg
※写真はイメージです

「注射は痛くないよ」と聞いていたので、余裕綽綽よゆうしゃくしゃくだったのだが、いざ針が入っていくと意外に痛かった。もちろん、飛び上がるほどではないが、爪楊枝を刺した以上の痛みは十分あった。

痛いといった顔をしたのであろう、終わってから医療従事者の方に「痛かったでしょう。ごめんなさいね」と言われた。打ち終わると、今度は2回目接種予約をする。モデルナワクチンの2回目の接種は4週間後だ。

予約が終わると、ショック症状が起きないかを見るため部屋で待機する。私の場合は15分間だった。これまでにワクチン接種で気分が悪くなった経験がある人は30分待機するようだ。

待機時間が過ぎ、会場の外に出る。8時40分には、東京駅直通バスに乗車できた。会場に入ってからわずか数十分。促されるままに、あれよあれよという間に時は過ぎていった。まるで白昼夢を見ているようであった。

しかし、当然、ワクチン接種作業は現実である。日々、接種会場で勤務する自衛隊、医療従事者、スタッフの皆様には感謝と敬意を捧げたい。

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