夫のリモート会議には2つのパターンがあった

【CASE3】コロナ禍で浮気相手との関係をこじらせた夫

Kさん(39歳)が3歳年下の夫の浮気に気づいたのは、子供のなにげないひと言だった。コロナ禍で自宅にいる時間が多くなった夫が、4歳になる娘をあやすためになにげなく自分の携帯電話を手渡したところ、偶然にもロックが解除され、アルバムに収められている夫と浮気相手の親しげな写真を目撃。その晩、娘を寝かしつけようとしたところ「パパの仲良しはママじゃないの?」と尋ねられたKさんが不審に思って事情を探ったところ、コロナ前から続いていた夫の浮気が発覚したのだった。

以降、Kさんが注意して見ていると、夫のリモート会議には2パターン存在していることに気がついたという。「リビングにいて普通に仕事の話をするパターンのほかに、急にはじまる会議もある。後者の時は必ずパソコンを持って寝室に向かうので、浮気相手との『リモート会議』だということがすぐにわかる」。

オンライン会議
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「離婚の際はせいぜいお金で誠意を見せてもらいたい」

これまでも散々夫の浮気に悩まされてきたKさんは、「子供が小学校に上がる前に離婚したほうがいい」と判断。今後の生活費や教育費のことも考え、いい条件で離婚をするために、夫の浮気の証拠を集めることにしたとのこと。浮気相手とのリモート会議を録音するために寝室のドアの向こうで耳をそばだてていると、聞こえてきたのは困り果てた様子の夫の声だった。どうやら、長期化するコロナ禍により2人が会えない時間も長くなり、「なぜもっと会おうとしないのか?」と詰め寄る女性を夫がなだめていることがわかった。

「自分に愛情がなくなった妻の心にも気づくことができず、長引くコロナ禍で愛人からも見放されそうになっている夫は本当に気の毒。でも自業自得なので、離婚の際はせいぜいお金で誠意を見せてもらいたい」。