「ドラ1 8球団」「スピード160km/h」「食事 夜7杯朝3杯」
大谷はシートの中心のマスに「大きな目標(夢)」として「ドラ1 8球団」とある。甲子園で目覚ましい活躍をしてプロ野球8球団からドラフト1位指名される選手になるという目標を持っていたわけだ。実際、それを実現するための要素、右のマスにある「スピード160km/h」を公式戦でやってのけ、ドラフトの目玉選手になった。高3時に大谷自身がMLB挑戦を表明したことで多くの球団が指名を避けたため、日本ハム1球団の1位指名にとどまったが、プロ野球選手になる目標は達成できたことになる。
中心のマスを囲む要素は、野球選手として向上するためのものが多い。「コントロール」「キレ」「変化球」とあるのは、この時点ではピッチャーとして大成したい意識が強かったのだろう。
左上の「体づくり」に必要なこととして書かれている「食事 夜7杯、朝3杯」はご飯の量だ。高校生らしくて微笑ましいが、この食事を摂ったことがメジャートップの本塁打を量産する大きくたくましい肉体につながっているといえる。
その上のFSQとRSQは筋トレのフロントスクワットとリアスクワットの挙げる重量目標。将来を見据えて筋トレに励んでいたことがわかる。具体的重量を示す点には意識の高さは、まさに高校生離れしていると言えるだろう。