ベストアンサーは「軽のEV」なのか?

日本の現状を考えると、理想は軽のEVではないだろうか。

残念ながら軽自動車唯一のEVだった三菱i-MiEVは今年3月で生産中止になってしまった(商用車のミニキャブ・ミーブは継続生産されている)。2009年の発売ですでに10年以上経過した車種のため致し方ないが、それに続く軽EVは登場していない。

三菱「I-Miev」
写真=iStock.com/Tramino
三菱i-MiEVは今年3月で生産中止に

日産と三菱が開発中らしいが、最新技術による最新の軽EVの登場を期待したいところである。

繰り返しになるが、現在の火力を中心とした発電構成のままいたずらにEV(とくに大型・高性能EV)を増やすことはCO2削減に貢献しないだけでなく、電力需給の逼迫ひっぱくを招きかねない。その時点での現実的な最適解を探りながら、メーカーは商品供給し、消費者は賢く選択する必要があると思う。

現状の日本では軽以下の小型車であればEVも選択肢に入るが、それ以上の車はハイブリッドが最適解なのではないだろうか。

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