「聖女のオーラ」で下ネタを封じる

冷静さで自分の身を守った友人の話もあります。

学生時代、女子寮で寝ていたら、恐ろしいことに暴行目的の男性が部屋に入ってきたそうです。しかし彼女は悲鳴を上げたりせず冷静に「外、寒かった?」などと話しかけ、しばらく普通に会話していたら、その男性はクールダウンしたのか部屋から出て行ったとか。

なかなかできない咄嗟の判断。怖がったり抵抗したりすると相手はますます興奮してしまうので、冷静さを保つことで危機から逃れることができました。自分だったら恐怖にかられてできないですが……。

下エネルギーと反対の聖エネルギーをまとうというのも有効です。常日頃から規則正しい生活をして、夜遊びはせず、飲酒も控え、音楽といえば聖歌や少年合唱団の天使の歌声を聴いたり、禁欲的に過ごします。

教会のステンドグラス
写真=iStock.com/naturalista
※写真はイメージです

すると自ずと不可侵の結界のようなものができあがって、男性は性的な発言を自粛。聖女のオーラで下ネタを封じることができます。結界を張るだけなら、不動明王の真言など唱えても良いかもしれません。

「父親の健康不安」を持ち出すと沈静化しやすい

自分の父親の体調の話を出すと、男性の下エネルギーは沈静化することが多いです。

ある若い女性に、男性から密室での打ち合わせを度々要求され、飲み物にも何か混ぜられて異様な眠気になって怖かった、と相談されました。その仕事は引き受けたいけれど、今後も不必要な打ち合わせはしたくない、と。

彼女の父親が最近手術したり体調に不安があると聞いていたので、下心おじさんにその話を出して、父の容態が心配で度々打ち合わせはできないと言ってはどうかと助言。

実際そのようにしたら、相手は了承してくれたそうです。おじさんに対しておじさんの話を出すと、おじさん同士の連帯感があるのか、こちらの状況を理解してくれるようです。不穏な気配を感じたら、父親の健康不安の話題を出すのも有効です(父親がいなければ祖父や叔父、もしくは生前の話でも)。