ルーツを知ることや向き合うことは、自分を知り心から受け入れること

旅のなかで最初に出会った1人が、ちゃんへん.さん。彼は自身が育った京都のウトロ地区を案内してくれた。ちゃんへん.さんは世界トップのジャグラーだ。20年『ぼくは挑戦人』という本を出版し、自分の生い立ちや葛藤を描いた。そして彼のルーツを辿る旅についても綴られている。

過去にいじめられていた経験があるちゃんへん.さんはかつて、祖母にこんな言葉をかけられた。「何人かなんて関係ない。いじめられたくなかったら人より努力せなあかん。だからいつか自分が頑張れるもんに出合ったら一生懸命頑張って1番になりなさい。1番になったらいじめられるどころか、守ってくれる人が集まってくる」。

現在、ちゃんへん.さんはパフォーマンスや彼のルーツと向き合う講演を日本各地で行っている。ルーツを知ることや向き合うことは、自分を知り心から受け入れることである。そして、そんな多様なルーツが存在することを受け入れることは豊かな社会へつながることだと彼らは教えてくれた。

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