脳の80%を占める水分の補給を忘れずに
さらに、水分の補給を忘れてはいけません。脳の80%は水でできていますので、水分の不足はそのままウィルパワーの減少に繋がってしまいます。こまめに水分を摂るようにすると、集中力を維持できます。
同じ水分でも、集中力が高まるからとコーヒーやエナジードリンクを好む人もいるかも知れません。しかし、コーヒーやエナジードリンクの効果を発揮するにはコツが必要です。コーヒーは1日の適量が450mlくらい、エナジードリンクは1日125mlくらいです。これを超えると脳への刺激が過剰になってしまうので要注意です。
また、コーヒーを飲む際にはヨーグルトを一緒に摂ると良いようです。コーヒーを飲むと20分~30分後にカフェインが効いて集中力が高まりますが、90分から150分で効果が切れて体がだるくなってしまうことがあります。ヨーグルトなどの乳製品を一緒に摂ると、その反動を和らげてくれるといいます。
カギとなる成功要因「KSF」を見つけよ
転職や昇給のためにと資格を取ろうと思っても、なかなか時間が取れない人も多いでしょう。実業家の本田直之さんが書かれた『レバレッジ時間術』によれば、限られた時間で学ぶ際に重要なのは「KSF」を見つけることだといいます。
事業や業界においてカギとなる成功要因のことを「KSF(Key Success Factor)」といいます。この「KSFを見つける力」というのはビジネス社会のなかでとても重要なものですが、資格を取るとか受験をするうえでも、同様に重要であると考えます。
例えば、同じ大学を受験する場合でも、真面目で学校の成績のいい「秀才」が不合格になる一方で、大して勉強もしていなかった生徒が合格することがあります。これはつまり、KSFを見つけているか否かの差なのです。