「収入が低い」と言っても信じてもらえない

ところが、いざ結婚してみると、結婚前に想像していたセレブ生活からはほど遠いことがわかった。

「私は子育てと妊娠して体調が不安定になったこともあって、それほど働けなくなり収入が激減。研修医1年目の夫の収入は、聞かされていたより驚くほど少なくて、すぐに家賃の低いところに引っ越さなくてはならなかった」

夫はもともとケチな性分だったせいか、結婚後は食事で訪れるレストランや、子どもを預けてふたりの時間を楽しむためのホテルのランクも露骨に下がった。Eさんが「こんなはずではなかった」と嘆いたところ、夫からは「医師になっても、それは僕が稼いだお金。Eが自由に使えるお金は自分で稼いでね」と冷たく伝えられたという。

高級なレストランのテーブルに並んだワイングラス
写真=iStock.com/Sinenkiy
※写真はイメージです

「まわりからうらやましがられるたびに、『夫は全然ハイスペックじゃないよ』と事実を話しても、『贅沢な悩みだね』と一蹴されるばかりです」と再婚を後悔しているとのこと。「『私たちとはもう住む世界が違うね』と昔からのシンママ友たちとも距離を置かれ、孤独を感じる毎日です」

成功を積み上げてきた男たちが抱く「万能感」

ハイスペック夫に多く見られる特徴として、「万能感」を抱いていることも挙げられる。成功を積み上げてきたからこそ、「努力次第でなんでも手に入る」「自分ならどんなことでもできる」という思いをしがちだ。

ところが、こういった自信はビジネスでは成功するかもしれないが、生涯を共にするパートナーの心をつかむための武器にはならない。「経済力や地位の高さがあれば、浮気も亭主関白という暴力も男の甲斐性のうち」という思い込みは、通じないことを自覚すべきだろう。「ハイスペックだから気前がいい」とは限らないことも肝に銘じておきたい。

「ハイスペック」は魅力のひとつだが、条件のよさだけにこだわっても、あなたの理想通りの結婚生活が営めるとは限らないのだ。

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