結果を出すために必要なこと

大切なのは、結果が出なくても、変化が起こらなくても、目的に向かっていることです。プロセスを変えたからといって、結果が出るかはわかりません。それでも、プロセスを変えない限り結果は変わりません。そしてプロセスは自分でコントロールできるのです。

私たちは、コントロールできる部分に時間と労力をかけるべきです。

一般的に、うまくいかない組織は自分たちでコントロールできない部分に時間と労力をかけているように見えます。だから、結果が出ないのです。

過去の変わらないことにとらわれるのではなく、自分たちが正すべきところを正し、伸ばすべきところを伸ばして強くなること。組織文化を変えるには、自分たちが変えられることにフォーカスする必要があります。

2016年以降、結果だけを見てもベイスターズは間違いなく強くなっています。それは、まぐれで勝ったわけではなく、たまたま有能な選手が集まったわけでもなく、次から次へと新しい選手が育つ組織に近づいた結果、強くなったのです。

中竹竜二『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』(ダイヤモンド社)
中竹竜二『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』(ダイヤモンド社)

「世界の最先端を常に走っているスポーツチームでありたい」

これがベイスターズの目指す最終的な理想像です。

「最先端を常に走る」とは、誰よりもいち早く変化する集団ということです。日本のベイスターズというチームは、道がないところを自ら切り拓いて新しいことに挑戦している。そんな組織になることを目指しているそうです。そのためにはやはり、人や組織が変わらなくてはなりません。一人ひとりが自律的に学ぶ組織文化へ変わらなくてはならないのです。

ベイスターズは自ら学び、自分たちで考えて動きだす組織文化をつくり上げました。これからは自分たちで問いを立て、自分たちでフィードバックを行い、課題に立ち向かい、一層強くなるはずです。

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