便利度合いが中途半端すぎる

私は現在、佐賀県唐津市在住だが、佐賀は東京よりも「セミセルフレジ」は定着しているし、高齢者も普通に使っている。それは、ポイント付きのプリペイドカードが普及しているため、現金のやり取りがかなり減っているから、という面がある。プリペイドカードを「ピッ」とやればそれで会計終了なのだ。

だからこそ、「カネを払う」という面においては抵抗感が減っていることは実感するが、「バーコードを通す」「適切な順番で商品を移す」は素人が容易にできるものではないかもしれない。

とにかく日本人は他者への配慮をするし、何か不都合があった場合も「私は悪くない!」という状況に持っていきたいと考える。レジで手間取っていたとしても、店員が手間取っているのであれば「この人が悪いんですよ。ネッネッ!」と心の中で言えるが、自分が遅い場合はそんな言い訳も効かない。

なんでカネを払っているのに拷問のような時間を過ごさなくてはいけないのだ……。

世の中には器用な人と不器用な人がいて、セルフレジは案外不器用な人にはコツがなかなか掴めないもの。「テクノロジーに置いてきぼりになりやがってwwwww甘えてるんじゃねーよ」と言いたくなるかもしれないが、アマゾンの実験店舗ぐらい便利であればいいのだが、セルフレジは便利度合いが中途半端すぎるのである。

この程度の中途半端具合であれば、プロに任せた方がよっぽど早いじゃん? そのぐらいの人件費は商品価格に上乗せしても構わないよ、とも思ってしまうのだ。

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