｢たった4文字で説得力倍増｣人々から大量の小銭を集めたホームレスの"ある言葉" 不思議に人が人を許すモノの言い方

【③「お悩み解消」ロードマップ】

大統領も通販番組も多用する

「問題─解決法」の「共通のフレームワーク」

3つめは、グローバルリーダーの必勝式「あなたの悩み解消しますロードマップ」です。

地に堕ちた「カリスマ」元日産のカルロス・ゴーン氏ですが、在任時は強いコミュニケーションスタイルで名をはせていました。

日本では数えるほどしかいない専属のスピーチライターを抱えており、そのうちのひとりが、アメリカ司法長官のスピーチを手がけた女性でした。

彼女は、「日本では、プレゼンやスピーチはつまらない『エデュケーション』（教育）だが、本来は『エンターテインメント』であるべき」と、一刀両断。

プレゼンのコツとして教えてくれたのが、「面白いプレゼンは基本的に『Problem-Solution Fit』（問題─解決法）というフレームワークを使う」ということでした。

課題やお悩みなどの「問題」を提起し、その解決法を示すという展開手法です。

アメリカ大統領も、通販番組も多用する「黄金のフレームワーク」

これは歴代アメリカ大統領も多用するホワイトハウス流の「黄金のフレームワーク」です。

写真＝iStock.com／Joel Carillet

※写真はイメージです

たとえば、オバマ元大統領は2009年の就任演説の冒頭で、

とまず、問題点を列挙したうえで、数々の解決策を提示しました。

このお悩み・問題解決型のロードマップは、通販番組の定番シナリオでもあります。

以上、「①なぜなら」or「②3つ」or「③お悩み解消」ロードマップの3つの組み合わせをマスターすれば、誰でもあっという間に「説明の達人」です。

リモート会議でなかなか端的に伝えられないとお悩みの方、だらだらしゃべりを改善したいという方は、是非、この達人技を試してみてほしい。