保育士の適切な配置も必要だ
3 保育士の個別最適配置について
教育の個別最適化について注目が集まっている中、個別最適化された保育が提供されるためには、まずは保育士の最適配置が重要です。特に、保育中の怪我や午睡中の死亡事故などは保育士の配置、すなわち役割が不明確な保育者の配置が原因となっています。
その結果、児童福祉法に照らした必要最低限の保育士数が時間帯別に配置されていない可能性がありますが、デジタル化及びICT技術が遅れている教育業界ということもあり、それらを的確に確認する方法がありません。子どもの人数に合わせた保育士を配置するために、保育事業者に対して在園児数に合わせた保育士の最適配置数を時間帯別に紙面上やモニター画面上に表示させ、記録して保管するなどの対策が必要です。