相性抜群で満足感もある「キャベツましまし焼きそば」

パッケージを開けたら、まず麺をどかして、カットキャベツをたっぷりと容器に敷き詰めます。

カップ焼きそば
完成したキャベツましまし焼きそば(写真=福井裕子)

上に麺を載せるのですが、カットキャベツは、熱を通すとやわらかく、体積が小さくなるため、麺が蓋を浮かせるぐらいキャベツを入れましょう。湯を麺がひたるぐらいまで入れ、蓋をしめ、蓋が浮く場合には、上にちょっと重石になるものを載せて待ちます。

湯切りをすれば、キャベツましまし焼きそばの出来上がりです。

キャベツに多く含まれる栄養素は、ナトリウムを排泄するカリウムや血糖値上昇を抑える食物繊維です。炭水化物に偏りがちなカップ麺のデメリットを解消するには、最適の野菜といえます。

この方法は、スープも楽しむカップ麺にも使える方法ですが、野菜をたっぷりと加えたい場合は、カット野菜を予めレンチンする方法もあります。カット野菜の袋を少し開けてから、レンジ(600W)で1分ほど加熱をします。

しんなりとした野菜を麺の上に載せて、湯は少し少なめにします。これは、野菜にも水分が含まれているからです。この方法であれば、カットキャベツ以外にも、カット大根、カットレタス、野菜ミックス系などいろんな野菜を加えることができますのでおすすめです。

野菜をたっぷり入れることで、ボリュームが出るほか、ないよりも食感が増えます。スープがしみた野菜をもぐもぐと嚙んでいるうちにカップ麺だけよりも満足感があることを感じてもらえるはずです。

ひと手間加えることで自信をつけられる

カリウムを一緒に摂取することで、ナトリウムの排泄も期待でき、むくみを抑えることもできるはずです。

ほうれん草やブロッコリー、オクラなど冷凍野菜は、湯の温度を下げてしまうため、一度レンジで解凍したものを加えてから湯を注ぎ入れましょう。

塩ベースのラーメンにオクラの風味は、またひと味違った風味になります。担々麺などこってりとして辛いスープは、ほうれん草やブロッコリーなどが甘みを引き出してくれます。

冷凍野菜に多い緑黄色野菜は、βカロテン、ビタミンE、ビタミンCを多く含み、生活習慣病予防だけでなく、粘膜を保護し、免疫力をサポートしたり、若さを保ってくれるなど栄養効果も抜群です。

さらに、ねぎパックも使い勝手の良い野菜です。お好みのタイミングで大胆に1パックぐらい加えるのが、おすすめです。ねぎに多く含まれるアリシンは、糖質代謝に必要なビタミンB1を体内に長く留まらせることができますし、免疫力を高める働きもあります。

さて、こうした野菜たちを加えれば加えるほど、食物繊維がプラスされて、食べた満足度や、腸内環境に必要な繊維などを摂取することができます。

何よりも、野菜を入れた行動が、罪悪感を抑え、良い食事をしているではないか、という自己満足を促すはずです。「良い食事したなぁ」の積み重ねが、ダイエット成功につながるのです。