「乗り遅れた」と感じる人に言いたいこと
そして、勝手な予想だが、「レリゴー!」に乗れなかった人は『鬼滅』に乗れないだろうし、もっと言うとハロウィンで仮装をしたくないタイプなのではないかと思う。なんとなくメディアや職場の人の雑談から「みんなが知ってること」「みんながやってること」を知り、疎外感を覚えるタイプだ。もちろん『鬼滅』はリピーターもいるだろうが累計約2000万人が見たわけだから、とんでもない数である。
だが、これは日本人の約16%なわけで、「みんな」では決してない。今回『鬼滅』を見ていない人がもしも後ろめたい気持ちになっているのであれば、それは「もう個人の趣味でしかないじゃないか。気にしなさんな」と言いたい。
冒頭でサラリと巨人の炭谷銀仁朗の名前を入れたが、野球ファン以外であれば知らない名前である。大谷翔平の名前は知っていても炭谷や中谷将大(阪神)の名前は知らない人も多いだろう。人々の知識や趣味なんてもんはそんなもんだ。「人生色々、趣味も色々」でいいのである。