<9月に事前予約が始まり今月12日に発売されたPS5、あまりの人気に入手困難な状態が続いている:セレン・モリス>

ソニーの新型ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」を、米小売チェーン最大手のウォルマートが今週ネット販売したところ、販売開始直後に売り切れとなり、ネット上にはゲーマーの怒りの投稿があふれた。

ウォルマートは、今週26日の感謝祭を前にPS5を再入荷し、25日午後9時(東部時間)からサイト上でPS5と「Xbox Series X」を販売した。しかし今月12日のPS5の発売日と同様、今回も即座に売り切れてしまった。

今回の販売はサイト上だけで、店舗が休みとなる感謝祭当日にも、毎年セールが開催される翌日の「ブラックフライデー」にも店頭では販売されない。

PS5は9月の事前予約の際も、アメリカでの発売日の12日にも購入が困難だったため、ゲーマーにとってはこれが3度目の「チャンス」だった。幸運にも購入できたゲーマーはいたが、多くは今回も手に入らずネット上で不満を爆発させた。

そんなゲーマーの1人ベンは、「別の方法」で入手するというジョークのツイートを投稿した。「なんでみんな、PS5がウォルマートで売り切れたことだけを話しているのかな? 僕はちょうどカートに入れたところだ」と書いて、拳銃を収めるホルスターと顔を隠すスキー用の目出し帽、黒いスニーカーをカートに入れた画像を付けている。

別のゲーマーは、スパイダーマンがガールフレンドのメリー・ジェーンの姿に手を伸ばしたところ消えてしまい「ノー」と叫ぶ動画とともに、「ウォルマートで買おうとしたのに1秒後に売り切れた」とツイートした。

カートに入れるところまではできたのに、購入する前に売り切れになってしまったというケースもあったようだ。

あまりにも一瞬でPS5が売り切れたために、転売で儲けようとする「転売屋」がボットで購入したのではないか、という憶測まで出ている。一方で、単純に需要が極端に高いのに、販売数が限られているから、という見方もある。