ソニーの新型ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」を、米小売チェーン最大手のウォルマートが今週ネット販売したところ、販売開始直後に売り切れとなり、ネット上にはゲーマーの怒りの投稿があふれた。
ウォルマートは、今週26日の感謝祭を前にPS5を再入荷し、25日午後9時(東部時間)からサイト上でPS5と「Xbox Series X」を販売した。しかし今月12日のPS5の発売日と同様、今回も即座に売り切れてしまった。
今回の販売はサイト上だけで、店舗が休みとなる感謝祭当日にも、毎年セールが開催される翌日の「ブラックフライデー」にも店頭では販売されない。
PS5は9月の事前予約の際も、アメリカでの発売日の12日にも購入が困難だったため、ゲーマーにとってはこれが3度目の「チャンス」だった。幸運にも購入できたゲーマーはいたが、多くは今回も手に入らずネット上で不満を爆発させた。
そんなゲーマーの1人ベンは、「別の方法」で入手するというジョークのツイートを投稿した。「なんでみんな、PS5がウォルマートで売り切れたことだけを話しているのかな? 僕はちょうどカートに入れたところだ」と書いて、拳銃を収めるホルスターと顔を隠すスキー用の目出し帽、黒いスニーカーをカートに入れた画像を付けている。
Why everybody keep saying Walmart out of PS5s I got mine in the cart right now pic.twitter.com/bUYbbzqELd
— (B)enjamin Ty(L)er (M)isses pre-2020 life (@BenTyler777) November 26, 2020
別のゲーマーは、スパイダーマンがガールフレンドのメリー・ジェーンの姿に手を伸ばしたところ消えてしまい「ノー」と叫ぶ動画とともに、「ウォルマートで買おうとしたのに1秒後に売り切れた」とツイートした。
Me Trying To Buy A #PS5 At Walmart But Was Sold Out A Second Later... pic.twitter.com/C0Yin0cZCP
— Benphire (@Benphire) November 26, 2020
カートに入れるところまではできたのに、購入する前に売り切れになってしまったというケースもあったようだ。
あまりにも一瞬でPS5が売り切れたために、転売で儲けようとする「転売屋」がボットで購入したのではないか、という憶測まで出ている。一方で、単純に需要が極端に高いのに、販売数が限られているから、という見方もある。