部屋干しのイヤな臭いを避けるにはどうすればいいか。『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム)を出した「洗濯ブラザーズ」の茂木康之氏は「部屋干しでイヤな臭いがするのは、干し方と洗い方に問題があるから。干し方については、3つの必要条件を満たせば臭わない」という――。

※本稿は、洗濯ブラザーズ『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム)の一部を再編集したものです。

服を長持ちさせるには、部屋干しがオススメ

洗濯が終わった後、いかにキレイに仕上げるか。効率よく乾かすか。

そんな視点で、ボクらのノウハウをお伝えします。

じつは、クリーニング屋で人件費がかかるのは、この仕上げの部分です。その手間をいかに少なくしてクオリティを上げるか、というのは業界の課題であり、そこにコンサルティングとして切り込んだのがボクたちの父親でした。そのノウハウは、ご家庭での悩みの解決にも通じています。

いきなりですが、みなさんが最も間違っていること、それは、「青空の下で洗濯物を干す」ことです。今日から、これはやめましょう。晴れた日に屋外で干すと、衣類は紫外線にガンガンさらされます。直射日光が肌によくないのと同じで、服にとってもとても危険な行為なのです。

とくに濃い色のものは紫外線にめっぽう弱く、これを続けていると色があせてしまいます。部屋の中でも日当たりがいいところで干すなら、衣類を裏返しておいたほうがいいです。部屋干しすると、季節によっては花粉やPM2.5などの有害物質から衣類を守ることができて、一石二鳥です。

え? 部屋干しの臭いが気になる?

大丈夫。乾燥のメカニズムを知れば、部屋干しのイヤな臭いは発生しませんから。