給与の25%を蓄財せよ、お金持ちになるための月給分配の絶対比率
この言葉を会社員に当てはめます。
「毎月の給与の4分の1とボーナスの全額を蓄財しましょう。そして、底値になった株または不動産に投資しましょう」
ということになります。これで、定年までには充分な財産が形成できるというわけです。
そこで本題に戻ります。
給与の4分の1というと給与の25%です。その25%のうちの5分の2である給与の10%を自宅用の居住用財産の頭金のために蓄財します。また、給与の10%を株式投資の資金として蓄財し、給与の残りの5%を子供の学費の積み立てなどのために蓄財すればいいと思います(※)。
※編註:例えば、手取り月収が30万円の場合、居住用財産の頭金に3万円、株式投資資金に3万円、教育費に1万5000円。残り22万5000円を家賃、食費、水道光熱費などに充てる。
「臨時的な収入の全額」は予備費としてためておきますが、これも臨時的な支出がなければ、自宅用の居住用財産または株式投資のための資金に充当すればいいでしょう。
要するに、給与の4分の1とボーナスの全額を蓄財して、(底値になった)株または不動産に投資すればいいのです。子供の教育というのは、非常に有益な投資ですから、そのためにも給与の5%を蓄財します。
すなわち、給与の25%を蓄財し、
・給与の10%を自宅用の居住用財産の頭金のために←「マイホーム・ファンド」
・給与の10%を株式投資の資金として←「自分ファンド」
・給与の5%を子供の教育資金として←「子供の教育ファンド」
に、それぞれ蓄財します。
なお、自宅用の居住用財産は頭金がたまったら、ローンで買えばいいでしょう。そのローンの支払額は、それまで払っていた家賃と同じか、それ以下にしておけば生活費の中から支払えます。