成功する人の「3つのルール」

私たちがやるべきことは、以下3つのことです。

1.「モチベーション」「やる気」には頼らない、と決める
2.「自分がどんな人間でありたいか」を決める
3.上記(2)のビジョンに基づいた「ルール」で過ごす
1.「モチベーション」「やる気」には頼らない、と決める

そもそも「モチベーション」や「やる気」に頼るから、「モチベーションが上がらない、やる気が出ない」という言い訳が生まれます。今日から「モチベーション、やる気は『頼りにならないものだ』」と自分の中で“決め”てください。これがもっとも重要なポイントです。

人間は優秀ですから、頼りにならないものには頼ろうとしなくなります。すなわち、「頼れないものだ」と決めることで、「モチベーション」や「やる気」を「行動しないことの言い訳」にすることはなくなります。

そのような認識に立ったうえで、下記の2つを実行してみてください。

2.「自分がどんな人間でありたいか」を決める

これは、心理学でいうところの「自己評価」にあたります。

あなたはどんな人でありたいでしょうか? たとえば私なら……

・物事に誠実に対応する
・期日は必ず守る
・どんな小さな仕事も手を抜かない
・スピードを意識して仕事をする
・納得いかないものは世の中に出さない
・納得いかない部分は上役であろうと譲らない
・引き受けた仕事は必ず最後までやり切る
・同じことを繰り返すのではなく、ひと工夫して毎回成長しようとする

などが思いつきます。「できるかどうか」は脇に置き、「自分がこうありたい」という姿を設定します。

3.上記(2)のビジョンに基づいた「ルール」で過ごす

たとえば、私の「自己評価」に基づいて行動の「ルール」を考えるなら、

・仕事で見積もりを依頼されたら…… →その日のうちに作成する
・開いたメールは…… →その場で返信する
・自分でやらなくてもいいことは…… →秘書に感謝をして依頼する
・食事後の皿洗いは…… →すぐにやる(翌日に持ち越さない)
・朝起きたら…… →30分本を読む

などが思い浮かびます。

これは「if-thenプランニング」といわれる心理学の手法で、あらかじめ「こういう時はこうする」というルールを決めておき、それに基づいて行動するというものです。行動のルールを事前に決めておくことで、行動をするために「モチベーション」や「やる気」は必要なくなります。

たとえて言うなら、「赤信号で止まる」のと同じです。「やる気がないから赤信号で止まれない」という人はいませんよね?