日本人の「仕事へのモチベーション」はG8で最下位
「私は、会社の成功のために、求められる以上の仕事をしたいと思う」
この問いに対し、あなたなら次の回答のうちどれを選びますか?
□ 非常にそう思う
□ どちらともいえない
□ 全くそう思わない/思わない
これは人々の自発的な仕事に対する意欲を調べるタワーズワトソンの国際調査の設問の1つですが、グローバル(全世界)では「非常にそう思う」と答える人が78%だったのに対し、日本人はG8(調査時)で最下位の49%。半分にも満たなかったのです。
日本人の仕事へのモチベーションの低さは、世界的に見て顕著です(出典はこちら)。
モチベーションを上げるのが苦手な日本人
さらに、仕事に限らず、我々日本人はそもそも「やる気を出す」とか、「モチベーションを上げる」といったことが苦手なのかもしれません。それを裏づける調査結果があります。
日本全国の20代から60代の1378人を対象にしたある調査で、「やる気のある時とない時の差がものすごく激しいほうである」という問いに対し、40%弱の人が「YES」と答えています。
また、同じく日本全国の20代から60代の1537人を対象にした別の調査でも、44.8%の人が「ギリギリにならないとやる気にならないタイプだ」と答えています。
やる気がある時とない時の差が激しい。やる気が出ないからいつもギリギリになってしまう。──あなたにも、きっと思い当たる節があるのではないでしょうか?
ただ、ここで私が言いたいのは、だから日本人はダメなんだというような話ではなく、そもそも「こんな調査はまったく意味がない」ということです。