地元に移住した9割の人が「生活環境が良くなった」

新型コロナがきっかけとなり、大企業を中心にニューノーマル(新常態)としてのリモートワークがビジネスの世界に広がり始めています。「考えてみればオフィスに通う必要がない業務だった」という発見も多く、オフィスコストが不要だと判断されることも増えました。

働き方改革を通じてリモートワークを行う男性
写真=iStock.com/west
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IT企業の中にはオフィス閉鎖に踏み切って完全リモートの会社組織へとデジタルトランスフォーメーション(DX)を行う動きもあります。そのようなトレンドの中で地方移住に踏み切る人が出始めてきました。

ケースとしては「高校まで慣れ親しんだ地元に戻る」というのが多いようです。そうして地元に移住した9割の人が「生活環境が良くなった」と答えています。

地元といってもさまざまだと思いますが、自然が豊かで空気がきれい、食材がおいしい、気軽にレジャーに出かけられるといったメリットを主張する人たちは、海や山などの自然が残るエリアに移住したのでしょう。都会の生活とはまったく違った毎日が開けるのは想像に難くありません。

もう少し便利な地方の都市部に移住した人も、生活費が安い、部屋が広いうえに部屋数も増える、通勤時間の無駄やストレスがなくなるといったメリットを挙げています。大都市でしか得られない交通の利便性についても「車があれば困らない」ということです。